三原市の2大祭りの1つ「神明市」
毎年2月の寒い時に開催される神明市を満喫するための歩き方をご紹介!
・初めて神明市に行く人
・優柔不断で、祭りで何も買えず終わっちゃう人 ←これ私
・昔から何となく行ってるけど、三原以外の人に神明市を説明できない人 ←これも私
神明市とは?
神明市は、室町時代末期から450年以上続く三原を代表するお祭りです!
「神明さん」と言われてたりもします。
お神輿とか山車とか派手なものがあるわけじゃなく、
↑の写真ように露店がズラ~っと並び、普段人がほとんど歩いていない三原に、
わんさか人が出てきて、食べ歩きしながら、ひたすら歩き回る感じの平和な祭りです。
この露店たちは三原駅の北側を東西約1kmにわたって連なっていて、結構圧巻の光景です。
私の好きな三原の風景でもあります。
神明市の起源
そもそも室町時代末期に全国に広まった神明祭という、伊勢神宮を祀るお祭りの三原バージョンのようです。
室町時代末期(1560~70年代くらい?)は、小早川隆景が三原城を整備し始めた頃です。
三原はその頃、この地域の港町として栄えつつあって、
当時の9つの町組が寄り合って始めたのが神明市の始まりらしいです。
小早川隆景も神明市を大切にしていて、祭りに繰り出す人の様子を見て、その年の景気や豊凶を予想していたそうです。
神明市の特色
神明市は別名「だるま市」とも呼ばれています!
江戸末期頃から、縁起物として鉢巻をしただるま(三原だるま)が売られるようになったようです。
今では、三原だるま以外の色々な地域の様々なサイズのだるまが売られていて、
神明市のシンボルも大だるまです。
その他にも「植木市」とも言われていたりして、付属小中学校の前付近で売られています。
もとは農具、苗木、種子物などが売られたことから植木市に発展したんだとか。
スポンサーリンク
神明市の歩き方マップ
❶ 東西どちらか端っこから歩き始め、往復する
(東:大だるまの下付近、西:三原駅西口の隆景広場付近←西がオススメ)
❷ 往路は良さそうなお店を吟味するのに集中して、復路で買う
(だるまやベビーカステラなどいっぱいあるお店は、どの店で買えばいいか迷うので、往路で見極めましょう)
❸ ここで買うと事前に決めているお店は往路で初めから買っておく
(決めているならさっさと買った方がいいです。後から何があるかわからないので、人生)
❹ たまにメイン通りから外れて、周辺スポットも散策しつつ、またメイン通りに戻る
(メイン通りを往復するだけなら1時間もかからず終わっちゃうので、せっかくなら寄り道しながら三原を楽しんでください)
神明市といえば!
露店がズラリと並ぶ神明市は、様々な種類の露店を見て歩いているだけでも結構楽しいのですが、
具体的に何をしたらいいのか分からない人に、ここだけは押さえておきたいポイントをご紹介!
だるま
神明市といえば、やっぱり大だるま!
ちょっと間抜けな表情ですが、高さ3.9m、体重500kgで日本一らしいですね!
この大だるまは現在4代目で平成25年(2013年)からです。
私が小さい頃に毎年行っていた頃は3代目で今よりもっと厳つい風貌でしたね。
実は、4代目の当初は、もっとさっぱりした顔つきで、あまりにも威厳がない感じなので、
数年後から髭や眉を付け足したんだとか(笑)
後ろ姿はコロンとしてなんとも味わいがあります。
だるまは大だるまだけじゃなく、露天のだるま屋さんが多数あって、
それぞれ顔の種類が違ったり、サイズも色々あるので、自分好みのだるまを見つけるのも
神明市の楽しみ方の1つです!
鉢巻をまいた三原のだるま「みはらだるま」もあるので、それも注目!
- だるまを買ったら背中に自分や家族の名前を書いて
- お願い事をしながら右側の目(だるまにとっては左目)を書きます
- 願い事が叶ったら反対の目を書き入れます
- そして、翌年の神明市のだるま供養塔へ出します。
最近は、バルーンだるまなるものもあるようです↓
夜になると光ります!
スポンサーリンク
共楽堂の酒饅頭
ひとつぶのマスカットで有名な共楽堂の酒饅頭!
蒸したてで温かく、お酒の香りと滑らかなこしあんを楽しめます!
ひとつ100円で、小ぶりなので、さらっと食べられます。
結構行列もできるので、すいてたら即行買うべし!
共楽堂は昭和8年創業、上品でインパクトのある見た目の大胆和風スイーツの老舗です。
酔心の酒粕・甘酒
三原唯一の酒蔵・酔心の酒粕を使った甘酒!
粒粒感がしっかり残っているタイプの甘酒です。
寒い中飲みながら歩くのがいい感じです!
そして、年に一度、神明市の時にしか販売されていない酒粕を買うこともできます。
その他、神明市限定のお酒もあるので、日本酒好きの方もそうでない方もぜひ!
酔心のお酒は超軟水でつくられ、「辛口にして甘露」と言われており、
甘さの程よく残った辛口で、飲み飽きしないのが特徴です。
行列のたい焼き屋
昔からずーっと毎年、行列ができているたい焼き屋さんです!
神明市の名物の1つといっても過言ではありません。
しっぽまで餡が詰まっていて美味しいようです!
子供のころ食べたような気もするけど、昔すぎてもはや記憶にありません。
どうやら、姫路の小島商店というところのたい焼きのようです。
行列に並ぶ時間と心にゆとりがある方はぜひ!
詳しくは↓こちらの記事がオススメです。
昔ながらのお化け屋敷
このお化け屋敷も昔からずっーとあります。
ビビりのハラモンは小学生の頃に1回しか入ったことないですが、普通に怖かった記憶があります。
令和の世になっても変わらず存在していて、相変わらず若い子たちのキャーキャー言う声が聞こえてきて、なんとも感慨深いです。
お化け屋敷はメインの通りから外れた東町第一公園(大ダルマの近く)にあるので、知らないと見逃しがちなので、ぜひ行ってみてください!
スポンサーリンク
ついでの立ち寄りスポット
同時開催のイベント2024
神明市と同時開催で様々なイベントも行われています。
2024年は三原駅の南側も神麺市と題して色んなお店がありした!
その他にも西国街道道の駅mihoraではDARUMARTという三原だるまをキャンバスにした自由なだるまの展示会があったりしました!
来年はどんなイベントがあるのかな?
街ぶら
神明市のついでの街ぶらスポットです!
三原城跡
三原駅の中からじゃないと入れない究極の駅近・城跡!
毛利元就の三男坊・小早川隆景が建てたお城で、昔は海に面したかなりイケてるお城でした!
城跡のお堀沿いに露店が並ぶので、城跡の上から神明市を眺めるのも乙です!
城跡へは三原駅の構内から入ることになります。
詳しくは↓こちらの記事をチェック!
連続鳥居の大島神社
割と新しめの連続鳥居!
神明市の一番西端から歩いて5分くらいの所にあります!
道中、若干迷路のような坂道を登っていくことになりなかなか楽しいです!
少し高い所から三原の街と瀬戸の島並みを見てみよう!
詳しくは↓こちらの記事をチェック!
西国街道の駅mihora
古民家を改装したこじゃれた小さな道の駅!
三原のお土産から西国街道関係の地域のモノも置いています。
レストラン・カフェもありなかなかいい感じ!
神明市開催中はイベントやってるかも。2024年はDARUMARTやっていました。
スポンサーリンク
アクセス
電車
神明市は三原駅の北側一帯で行われているので、電車で来るのが便利!
※リンクはYahoo!路線情報です
バス
三原市内の人はたまには路線バスで来るのもいい感じ!
※リンクはYahoo!路線情報です
船
三原港は三原駅から徒歩4分なので、瀬戸内の島々からも船で簡単に来れます!
※リンクは各運行会社のホームページです
\観光船シースピカで三原到着後に神明市を楽しもう!/
車(駐車場・交通規制)
交通規制があるので渋滞必至!それでも車で来るあなたのために!
交通規制は公式HPの地図参照
▼三原駅周辺の大き目の駐車場地図
あとがき
コロナの影響で3年間中止していて4年ぶりの神明市開催でしたが、
ハラモン自身は、実に十数年ぶりの神明市でした!
いや~やっぱり露店がズラ~っと並ぶこの感じは好きだな!
三原の祭りといえばやっさと神明市ですが、個人的には神明市が好きですね!
子供のころは毎年行ってましたし、思い出の祭りです。
人出も相変わらず多くて、三原でこんなに人を見るのはやっぱ祭りの時しかないし、うれしくなりますね。
そして、久しぶりの神明市で思い出しましたが、お店ありすぎて、どの店で買えばいいかわからない問題です。
特に優柔不断かつ、失敗したくないハラモンには、なかなか難易度の高い祭りでもあります。
結局、何も買わず終わることも多々あり、今回は酒饅頭とベビーカステラのみで終わってしまいました(笑)
2024年の神明市は、メインの神明市以外にも三原駅の南側でも三原のお店が出店しているイベントをしていて、いいなと思いました!
神明市って駅の北側で露店がメインだから、正直、三原の地元のお店にはあまり関係なく、
外部から来た露店商ばかりなので、人出のわりに三原経済への影響は小さいようで、
そんな問題意識から地元の店も参加できるイベントを開催されたようです!
これめっちゃ賛成!かつ、そういったことをしようという動きが三原にあるのがうれしい!
こういうとりくみが続いて、広がっていくといいな!
あと、気になったのが、三原城跡の掘りの周りの三原城歴史公園が全然使われてない感じだったこと。
せっかくあの場所にあるんだから、椅子とテーブルを並べるだけでもしてくれたらいいのに!
そうすれば、城跡の石垣を眺めながら、神明市で買った食べ物とか食べたり、ゆっくりできるのにね。
まあ、そうするには色々面倒なこともあるんでしょうが。。。
とにかく久しぶりの神明市はなかなかに良かったです!
今後も毎年続いていきますように。